法律上内縁関係が認められなかった配偶者の墓への思いと埋葬方法

もう亡くなって3年になるバツイチ同志のおつきあいでした。
しかし、お互いに子供もおり、仕事の問題や子供の学校の問題、何よりも思春期にさしかかっていた子供も気持ちを考えると一緒にすむことはかないません。
また ともに若く、お互い離婚後であったため、再婚することにはとても慎重であったともいえます。
そうした中、月日はながれ、お互いの家にも行き来するようになり、20年の月日が流れました。
その間、いろいろな問題はありました。
喧嘩も茶飯事でした。
金銭の問題もありました。
一緒に暮らしてはいないけれども 何かあるごとにかけつけあい、近所の人にも、かかりつけのお医者さまにも夫婦と言われる関係を築いてきました。
そんなある日、たとえようのない胸騒ぎに襲われました。
携帯はなりっぱなし。
心配ではあっても、新年の仕事始めに休むわけにはいきまっせん。
数年前から、彼が体調を崩し、緊急入院することが多くなっていたため、休暇をとることが多くなっておりました。
ついにクビ。
この不景気、再就職をやっとした職場でした。
休むわけにはいかなかったのです。
心配でしたので、病院に電話したところ、深夜きて4階に入院していますと事務の案内をきき、安心して会社へいき、新年の顔合わせをすませ、仕事をこなし、病院へとむかいました。
そこに彼はいませんでした。
しかも、確認したはずなのに、彼は病院へもきていなかったのです。
その後はもう大変でした。
彼は 自宅でひとりで逝ってしまった。
あの胸騒ぎは私へのさよならだったのか。
警察が来てより 法律というものを嫌というほど思い知らされる日々がはじまりました。
身内でないと遺体はひきとれず、葬儀も知らせないとの通告を受けたのです。
泣いて頼んで、翌日 警察の遺体安置室で短い別れをさせて貰いましたが、死亡原因は個人情報と知らされず。
葬儀も立会は許されましたが、棺も開けて貰えず。
そのまま遺骨を抱いてあげることも出来ず 区役所が手配したお寺にお骨は移動されました。
墓参りもお寺へ直接電話は許されず 葬儀社を通じて、遺体番号を告げ 日時をきめて参らせていただくという3年でした。
3年過ぎたら無縁仏として合葬されるとのことでした。
3年たち。
最後のお骨詣りと思っていたのですが、ダメ元で区役所に引き取りはできないのですよねと申し出たところ、変わられた担当の方が、資料がないので調べます。
そしてなんとお骨の引き取りが出来ることになったのです。
さっそくお墓をさがしました。
しかし お墓への交通弁を考えると 都内が希望です お墓の値段が高く、ローンを子供達に継承して貰わないとと支払できません。
マンションローンを抱え、共働きをしても大変な子供達にそれを望むのは負担にしかなりません。
さらに地震の噂や年金減額 仕事など いつどうなるかわからない 経済情勢を考えると購入費用だけでなく維持費も必要なお墓は 供養がみんなの負担になる可能性が大き過ぎます。
ですから埋葬方法は お墓は持たず、お骨を粉骨し 自宅で供養してあげることに決めました。
生前、散骨を望んでいた彼の意志にも叶う方法だと思っております。
今 区役所から埋葬書類を頂いたので お骨の粉骨業者と骨壺を選ぶという具体的な方向へと向かっています。
あとは正式な日時を決めてお寺に引き取りにいきます。
長かったかれど これで本当に心のお墓に埋葬ができます。

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